前沢曲家集落は、文禄年間(1592〜1595)に横田城主・山内氏勝の家臣、小勝入道沢西という人が主家が滅んだ際に移り住んだことに始まると伝えられています。集落は、初め舘岩川近くにあったと言われ、何らかの理由で現在の位置に移動したようです。 地名の由来は、集落の前に沢(川)が流れていた事からきています。
今日現在前沢集落は、23戸の内現在10戸の曲家が残されています。前沢集落は明治40年に全戸焼失する大火により各戸が同一の大工集団により一時期に建築されたため、整った統一的景観を今に残しています。
昭和63年舘岩村環境美化条例に基づく保存地区の指定により、曲家集落の保存に努めています。
      南会津町舘岩観光協会、南会津郡舘岩村役場 HPより