津軽から庄内へ そのⅡ 2011.08.14~17 |
三日目の朝だ今日は陣払いの日でもあるアカショウビン殿と会えるだろうか、そんな事を想いつつ今にも泣き出しそうな天を窓越しに仰いだ、そんな時仲居さんからのコール今朝は混ぜご飯ですよー。 |
ヨタカ殿はこの木で鳴いておった、心残りではあるが機材やらPCをはじめモバイル器機をかたづけ出立の準備を始めた。 | |
ご主人を始め7人のスタッフに見送られ二晩ご厄介になった旅籠を後にす。別れ際にご主人曰くアカショウビンは4月の終り頃から7月の中旬が適期、今日ではそれから外れている、がついこないだ見たと情報が入っている記するから行ってみてください。尚と続く今年は大きな震災もあり野鳥環境が変化しているのではないか、例年だとファインダーに複数入る事も稀ではないが今年は皆無、絶対数も少ないのではないか素浪人殿もご存じと想いますが鳥撮りはボーズもしばし、今回は十二湖の自然を満喫して行って下さい 。 |
十二湖地図 |
1分の望みをかけて早駕籠を走らせた、細長い池だ霧がかかっている小一時間ポイントで待った、かすりもしないおまけに散策者も現れんと言った所 無念陣払い。 | |
落口の池の手前に早駕籠を止め徒歩で舗装路を進む、がま池を過ぎる撮影機材は容赦なしに肩に食い込むが木々の緑に癒されつつ歩調は乱れない。およそ600m行くと舗装路から砂利散策路に変わった。 |
追分を過ぎる辺りでポツリポツリときゃーがった、 |
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しかーし小生を待っていてくれたのは | |
この池この色の青池、因みに前での鶏頭場の池と青池は十二湖のメインと称されている。 | |
池と言うのに何が故にこの色だ しばし青さに見とれてしまう・・・、我に返った急階段を登りつめる、そこはブナ等多し原生林の世界。 | |
薄学者素浪人が今更記する事もないだろうが当地の看板を利用させて頂き十二湖あれこれ サムネイルを叩いてみて下さい 不鮮明画像はご容赦。 |
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ブナ林の平坦路を行く アカショウビンさーん・・・ キョロキョロ・・・程なくして開けた所に素浪人殿今回はご無理ではござらんかいと言いたげなトンボさん等が 黙らっしゃい1分の望みが。 |
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そっからはうっそうと生い茂った緩い下り坂が続く、花が二つイラクサ科ユキノシタ科と想われるが薄学者には同定付かず。 | |
沸壺の池へ下りてきた霧が被さったり晴れたり忙しい。 | |
河畔の散策路は木々が覆いかぶさっている、あの小枝にアカショウビンさんがヒョイとお止まり下さらんか・・・ そーこ-していると森の奥からケッともキュッともつかずの鳴き声が、ヤマセミさんだ お出まして下さるのか万を期してお待ちした。いつしか囀りは途絶えた無念に尽きる、時同じしてお世話になった旅籠のご主人とばったり、ご主人も鳴き声を聞いたと言う しかーし如何様にご主人がここにだ小生・・・。 なんでも手前どもの手違いで金子を余分に頂いてしまったとの事、下で素浪人殿の早駕籠を見かけました、予定通りの道順で歩を進めているに相違なしとみ ここでお持ちしておりました あいやーすまん事をしまいました。小生、巷で知れたおおざっぱな血液型故黙っておれば分からんものを、こちらこそありがとうございました。 |
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ご主人から耳寄りな情報を得た、下りきった所に十二湖庵があります 抹茶の無料サービスが御座います散策の締めくくりに如何ですか。 |
言われるままに立ち寄った。 | |
こじんまりとしている 庵と言う文字に相応しい装束のお嬢さんが一人で切盛りしていた、沸壺の池より青竹に導かれ清水が庵脇へ 茶釜で沸かし抹茶をたて散策者に振舞われている。 |
腰をおろすなりお嬢さん 立てたてですどうぞ小さいながらも茶請けのケーキが付いてきた、志箱を誰一人として素通りする人はいない。 |
目の前に広がる池ではカルガモがアオサギが羽を休めている。 | |
ここまで来てアカショウビンさんを始め居ると言われるカワセミ殿もヤマセミ殿にも会えずじまい、どこか心残りではあるがこれが鳥撮りの現実R101を目指した。大きく左カーブした先で日本キャニオンがそんな小生を見送ってくれた。 | 小鳥くる いや 小鳥こぬ 十二湖殿が 又来てねと言―寄る 無理やり詠んだ薄学者の句 |
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とあれ・・・壊れかけたCPUを切り替えてR101を南下大潟村を目指した、さほど分かりずらいルートでもなさそうだがカーナビをセットす早駕籠を止め地図を確認するもなく難なく到着頼もしいもんや、必要なしと豪語する人もおるが小生はカーナビを見知らぬ土地では多用している。 しかーし そーっと指先で摩れど何故バージンロードをカーナビさんは表示してくれんのやろう いつぞやの紙面にのっとった 小生ッウ―。 鳥撮りポイントが幾つかあるようだが小生には先がある、R101を分かれ西部承水路脇を南へ早駕籠を操った、釣り人だろう数台が要所要所に止まっている対向車なし対岸でトビが滑空している、移動しつつ撮影しも遠い あっあそこの水面に2つの点の様なものが連れ合いが言う、水鳥のようだが遠いおもいっきり引っ張ったカンムリカイツブリの親子だ、遠いなーと想いつつファインダー覗いたそんな小生の想いが通じたのか手持ち撮影可能な所まで近づいてくれる。 |
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その後八郎潟調整池脇を通り男鹿半島の付け根辺り船越で遅めのお昼をとった。 | ← 男鹿半島 | ||
半島を左回りに回ろう船川港手前で59号線に入った海岸線を走る・・・、キツメなYディングロードは続く上りきった所に駐車場が一息入れるか、右手に舞台岩が左に烏帽子岩。 ここで見ていけないものを見てしまった。 |
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完全に小生のCPUくすぐられた、ババヘラ・アイスとは・・・パラソルを1本立て適度の大きさの保冷庫があり年齢不明なお嬢様がアイスの販売をしている、何が故にババヘラアイスや。 旅のお方様どーなさいされましたそんなに浮かぬ顔をしてお嬢様は言い寄った、この名物の名ではご無理もござらんな。 |
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説明いたしましょう、やおら日常見かけるソフトクリームのコーンを取り出し適度のへらでピンクとイエロー色のアイスで盛りつけ始めた、婆がへらで作るアイスです 小生納得。 今にも泣き出しそうな空模様やが早駕籠の手綱をとり続けた小生にゃー しゃっこい水分一息ついた。 |
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小生にスキあり 左肩越しに野鳥さんの気配ハヤブサ殿だ、左手にはアイス むねん飛び去るもかろうじて1枚その後も数カット いかよ―に撮ったかは年齢不明なお嬢さんに聞―とくれ。。 | |
泣きそうで泣きはしない空模様、曲がりなりにもハヤブサ殿を撮った秋田名物のアイスも食った。下り坂は続く下りきった所に男鹿水族館、満杯の駐車場を左手に見るのみ、そして戸賀湾へ砂浜と山に挟まれ湾曲に家並みが続く、海水浴場には人影なしサンセットのポイントにもなっているようだが無理という活字が適している、59号線をトンネルの手前で標識どうりに左折し121号線に出た程なくすると八望台に広―い駐車場には車3台。 | |
早速展望台に上がってみた、青森県境まで眺望できると言うが。 |
ポツリとは来ぬが霧が見え隠れ、僅かな晴れ間に二つ目潟と戸賀湾。 |
展望台を下り数歩ホウジロさんが囀り始めた、コンデジで引っ張る。 |
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おもわぬホウジロさんの出現でしょぼくれ掛けていたいた小生のCPUは蘇った、まだ黄昏時には間がある北緯40度へ行ってみよう、連れ合いを促し早駕籠に乗り込み入道崎を目指した。風景は木々から草原へと変わる 後方にイヤーな暗雲があたかも小生を追っかけているようだ。 |
見えた黒白の灯台北緯40度だ。 |
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これがその証です、この先は30mの断崖となってはいるが崖下に下りる事も出き岩礁地帯の散策も可能又、灯台にも登れ眺望もいー事だろうその右手奥から海底透視船の乗船場に通じる下り口があった。どっから攻めるかな小生、透視船か崖下かー が予期してはいたがキャーがったポツリ・・途端にドッカブ―リ 方法の手で商人さんの軒下に。 訪問者様 予期していたならば何故傘を持って行かぬーと仰せになろうがだ、終日デジカメ様のお供は別やが小生降っていなければ傘を持って出ぬ主義、たとえ小生好みのR.Mお天気お嬢さんに今は降っていなくても降って来ます傘をお持ち下さ―いと言われても傘は持たん。 実際の所小生よりも傘を持っていた人こそずぶ濡れ 傘など役にたたんドカブリでした、8月とは言え濡れも手伝い肌寒い 心残りではあるが連れ合いに同意を得今宵の旅籠、男鹿温泉郷へ早駕籠を。 |
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ここはカタカナの入った旅籠 土地柄の茶の友があった、眼下にゃー小雨煙る素朴さが。 |
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小生温泉通ではない又好んで浸かるでもない、通のお方様にお叱りを被るやも知れんが一日の締めくくりとし湯に浸かるそんな小生です、だけんどと続く着くなりいきなりお荷物をお持ちいたしますお部屋こちらですと言い寄った言われるがままに、畳をこよなく愛する小生にゃー別世界が、巷で言う大型ベットが更にエアコン完備ビックウインドー等々今風の仲居さんに言われるまんまに湯殿へ 入浴者多しここの湯での写真撮影不可能。 た―まにゃー良―かな今風―の旅籠・・・、今日の締めくくりの湯 改めて言うまでもねーg・・等々 湯上りにひたっていると再び今風のお嬢さん夕食です。 |
夕食の大広間に既にそこにゃー100人を越すだろう老若男女が、仲居さんだまり近くに素浪人様と記した座卓がそこに座るも年齢不明のお嬢さん方がせわしなく行き来違和感を感ずる席やなー、だがーだ皆さんしかーしだよ。 仲居さんは忙しなく歩を進めど まだかよー はやくしてよ ご飯はまだー 鍋に火が等々ここかしこで声が小生黙ってお膳を眺めていた、通りすがり仲居さんがそんな小生に声をかけてくれる、お飲み物は別な仲居さんが火が入っていませんねーを入れましょう、また通りすがりにご飯は汁ものは如何ですか等々 小生今宵、マイペースでお銚子2本そして夕飯を頂きました。ケースバイケースか偶々か仲居さんが大勢行き来するこの席 グー。 |
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快適な目覚めなれど液晶からは今日も不安定な天気ですと言い寄っておる、こればっかりゃー小生どーする事も出来ん連れ合いの浮かぬ表情なれど促しブレークファーストとしゃれこむ、バイキングだ。 これが小生の朝飯、撮影角度もあり昨夜より多く見えると想うがさほどでもない、それと昨夜は画像以外にごはんとみそ汁が、しかーし小生 日々朝飯はしっかりとる主義。 |
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出立やーガラス作りの開き戸が音もなく開いた、ッアーオー開いた先にナマハゲ殿が仁王立ち、連れ合い即座に腕組 撮ってー しかとお撮りした。 編集作業中連れ合いにコール ナマハゲ殿とのツーショットアップをしたいんだが、素浪人様それだけはご容赦下さいまし。 てな訳でナマハゲ殿だけのアップ。 |
なまはげラインの名にひかれ早駕籠を向けた、標識通りに追分を右左に程良いYディングロードが続いたもー少しで寒風山へ霧が立ち込める道端で小休止、ひらひらと霧被さる中コジャノメさんが素浪人様よーお越し下さいましたと仰いますが。 |
自慢する回転展望台も | |
微かに海岸線は確認出きるもこの有り様、天下の素浪人とて瞬時に晴らす事は不可能、むねんに尽きるが又来るよと言い残し下山。 |
7号線に出秋田市へ帰路に就く、終わりよしなら不完全燃焼ながらもすべてよし、津軽から庄内への旅を それで締めくくろうと小生はCPUに語った、カーナビさんの言うとおり市内を通過し南下、いつしかババヘラアイスのパラソルがルート7から消えた、しかーし消えないもんがある、定期的に襲ってくるドッカ降り。・・・ |
由利本荘市内を貫け西目へレジャー施設が併設する道の駅があった、食事処へ品書きに目を通す年齢不明なお嬢さん急かすでもなく小生のしぐさを・・・ お嬢さんは言いだした旅のお方様ここに来たならば「稲庭うどん」を食べていって下さい、言われるまんまにそれを。黒いおぜんのせ―なのか白さが目に付く、一口二口つるつるだー しこしこもい― のどごしも、企業秘密やろーつゆが小生にマッチ、ごっさん。余韻にひたり鳥海山の登場を待ったがその容姿は確認出来ずじまい。 |
・・・いそぐ旅ではない海岸線を走り続けた、鉛色の海とリズミカルに襲って来るドッカ降りに変化なし村上市を新発田市をカーナビさん仰る通りに走り阿賀野川の畔阿賀の里を目指した、何故そこかと言うとそこに明るいお方様がおりました、亡くなりはしまいました以前その人のお供で今頃が5年続けて新発田市に阿賀の里に来た事があります。屋形船を所有するビックな道の駅海から離れているとはいえ魚介類の美味―かった事、むろん一介の素浪人など覚えておらんと想うがカーナビさんにお願いした。着いた― っむっうー真っ暗闇じゃーござんせんか外灯1つついていない、街道筋とは言え山間の事帳がすっかり下りてしまった午後8時過ぎ閉店してしまったのだろう、連れ合いを促し一路あばら家を目指した。途中のSAでお膳食を食し日付が変わった頃あばら家に帰館。津軽から庄内3泊4日の旅無事に終了 早々小生好みの流動食で小粒ながら愚痴一つこぼさなかった早駕籠殿と共に乾杯。 | |
何人も飲酒運転禁止 | |
今回も最後までご覧頂きましてありがとうございます。 ボッケ画像多し読みづらい文文等それもこれも薄学者素浪人が主謀するStudio 1043流の事ご容赦を。 |